文書作成日:2024/01/20
相続税の課税割合は10%目前に
2023年12月に国税庁から「令和4年分 相続税の申告事績の概要」(※)が発表されました。ここでは、その中から、相続税の課税割合の推移などをみていきます。
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課税割合は9.6%に上昇
調査結果から相続税の課税割合の推移を示すと、下グラフのとおりです。
2013年度(平成25年度)税制改正で、相続税の基礎控除額の引き下げなどが行われました。その結果、2015年分の全国の相続税課税割合は、それまでの4%台から一気に8.0%に上昇しました。以降、2020年(令和2年)分まで8%台で推移しました。さらに2021年分は9%を超え、2022年分は9.6%と10%に迫る割合になりました。
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相続税の納税者である相続人は30万人超に
次に過去の調査も含めて、直近5年分の相続税の納税者である相続人の推移をまとめると、下表のとおりです。
相続税の納税者である相続人は2020年分以降、増加を続けています。特に2021年分からは10%以上増加し、2022年分では30万人を超えました。
被相続人の数も増加傾向にあることから、相続に関わる人は今後も増えるものと思われます。相続に関する心配事などのある方は、お気軽に当事務所にご相談ください。
(※)国税庁「令和4年分 相続税の申告事績の概要」
各年分、10月31日まで(2019年分は2020年11月2日まで、2020年分は2021年11月1日まで)に提出された申告書(修正申告書を除く)データに基づき作成したものです。
※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。
本情報の転載および著作権法に定められた条件以外の複製等を禁じます。
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